多面的機能支払いの取り組みが始まって9年。令和4年の年度末がやって参りました。
今年度も庄瀬地区22集落の皆さんの協力のもと、事故や作業者の怪我もなく保全活動を完了することができました。みなさまに感謝いたします。
これから事務局総動員で200回を超える活動の集計を行い、行政への提出書類を作成していきます。
さて今回は活動の一部を紹介したいと思います。
新潟といえば「コシヒカリ」の生産が盛んです。
広大な平野が広がる恵まれた農地ですが、場所によっては圃場整備が万全ではない昔ながらの地域もあります。
※圃場整備とは、給水・排水・暗渠など圃場環境の利便性を整える工事のこと
今年度、共同活動において排水溝の設置と法面の形成工事を行いました。
現在の生産環境を良くするため、ひいては未来の生産環境を見据えて地域住民による工事を行なっています。
農家の方は冬場の仕事として土木建設業に携わっている方も多く、測量や重機のオペレーションなどもお手のもの。
収穫の終わる晩秋から準備を始め、3月までの期間で工事を終えました。
厳しい寒さの中、少数精鋭での工事となりましたが、着実に圃場整備も進み一安心したことでしょう。
今年の作付けへのモチベーションに繋がってほしいと思っています。
このように交付金を有効に使い、農地保全を目的に未来への環境整備を進めて参りましょう！